長崎物語

2022年5月28日12:47 AM

23147615_m-minのコピー随分とブログから離れていまして本当にすいません。

元来、ブログなど苦手なものでしてご勘弁をお願いします。今回は久しぶりにマジ本当に今までのベスト?良いも悪いも印象に残ったエピソードをいくつか抜粋しました。いやあ いろんな方がいらっしゃいましたね。

先ずは、やはりこの案件。

2018年

3DK8戸の内の1室。ここは母親が一人住いだが話合いの席に長女夫婦に息子夫婦が大集合。「この部屋には私達の思い出が一杯詰まっています。盆正月は親族一同皆ここに集まります。母が亡くなるまではここに住まわせて下さい。」・・・・・・こう来られたら困りますよね。その後も何度も話し合いの末、結論としては結局お金でした。どんな分配になったかは知る由もありませんが。

2019年

市内木造アパートの独身年配女性。お会いしたいと何度も連絡するが、忙しいので無理、時間が無い、休みも無い。保証人も友達もいない。非常に口も荒い。私もつい感情的になってしまい、してはいけない口喧嘩をしてしまいました。その後1ヵ月ほど連絡を取らずに他の入居者を粛々と進めて、結局その方が一人になってしまいました。が、高飛車に行かず真摯に向き合い、その結果、折り合いが付き、最後は私の友人を保証人にして次のアパートの承諾を貰い移転。菓子折り持参で感謝されました。

2020年

以前ブログで立つ鳥跡を濁さずというのがあったと思いますが、この人は立つ鳥大いに跡濁す年配独身女性でした。このアパートに26歳位から住んでいてもう30年以上経つ。性格は素直なのだが何かおかしい人だった。引越し代の見積が20万だったので引越し業者に聞くと部屋の中は荷物だらけで引越しの段ボール箱も20箱以上必要との事。明渡しの際、部屋の鍵を貰いに行くと共用廊下にも捨てる荷物が満載されていて、部屋の中も足の踏み場も無い位に荷物が散乱。残置物は所有権放棄し処分されても異議は申し立てしないとの承諾書は貰っているものの、とにかく酷い。やはり世の中には捨てきれないで溜めてしまう人もいるのだな。

2021年

こんな事ってあるのか!長年この仕事をやってきてこんな偶然があるのだろうか。

それは去年姪浜で立退きを完了したアパート(立ち退き事例には後程記載予定)そこの入居者の高齢の単身女性を移転して頂いた次のアパートが何と再度の立退き依頼。これはさすがの私でもさすがに困りました。が、何度も足を運び、前回の私の応対を良く思っていてくれたおかげで何とか次のアパートへ引越して頂いた。但し、それなりの金額は要しました。

「長崎物語」:最も嬉しかったのが長崎の案件。サラリーマンのご主人からの個人依頼。

ここは御夫婦3DKが2室とその一方の夫婦の姉妹が別に1室という構成でしたが、一方の夫婦と姉が公団へ、妹は1ルーム、別の夫婦はアパートへ。久しぶりの長崎なので出張気分でビジネスホテルに泊まり、長崎福の湯にも入ったりして、緊張の中にもゆっくりしました。先日長崎に用事があり現地を訪ねてみたら、依頼主の奥様がおられてご挨拶。あの時抱いておられた赤ちゃんが新居の周りを走っていました。アパートの跡地に自宅を建てられたのです。感謝の言葉を頂き、美味しい魚と地元のお酒。

「長崎物語」は最高のハッピーエンドで締めくくり。

さあ!これからも丁寧で真摯な態度で頑張ろう!

またお会いしましょう。


ブログ | 立退きこぼれ話の最新記事